2010年 08月 15日
そらに近い空 vol.02
|

8月某日20:40
ピサ上空を幾度となく旋回。
フィレンツェ空港へまもなく到着かな、という時間、窓の外の夕陽に目をやり、びっくり。
見えるはずのない海岸線が見える。
フィレンツェ空港上空、雷雲が立ち込めていて、着陸は難しいらしい。
ピサ空港へ着陸、とのアナウンスに、やれやれ…
夕焼けの逆側の空は……
分厚い雲が立ち込め、稲妻がビカビカ…
雷で怖い思いをするぐらいなら、ピサ空港でもいいかな…
旋回中に思い出したこと。
ちょっと前にとっても懐かしい顔に会った。
その人は、まるで1週間に1回会ってるかな、ぐらい普通に、ごくごく当たり前のように目の前に立っていた。
一番多感な時期を過ごした仲間。
*好きな時間に戻っていいよ*
誰かがこう言ってくれたら、迷わずあの時間を選ぶ。
決して戻れないけど、戻れるなら戻ってみたい、自分の基礎みたいな部分が作られた時間。
いつも一緒だった仲間からの影響は大きく…
何十年経つのに、昨日のように思い出せる日々。
何者にでもなれて、何でも手に入りそうだった、あのころの自分。
今の自分はどんな風に映るのだろう?
時間は過ぎ、オトナになり…
それでも、あのころの仲間は変わることなく…
きっとそれぞれいろんなことがあって、あのころのままでいられるわけなんかないのだけど、なぜか顔を合わせればあのころのまま…
進んだ道も違って、今いる場所もまったく別のところだけど、それぞれがそれぞれの場所で前に向かって進んでいることに励まされ、ホッとする。
その人は自分を”永遠の18歳”だと言った。
私は……
16歳ぐらいから変わっていない気がする。
by naotachi
| 2010-08-15 07:10
| そら