**そらのみえるアトリエ**

体感気温40度…それでも頭の中は秋

毎日びっくりするぐらい暑い。
日本も十分蒸し暑かったけど、ここも暑い…
暑いの苦手…

嵐のあと、先週は昼間は耐えられるレベルでカンカンに暑くて、日が暮れると涼しいという普通の夏に戻ったものの、今週は灼熱地獄に逆戻り…

天気予報にはずらり38度前後が並ぶ

クーラー苦手だけど、この暑さの中でクーラーなしの作業は熱中症コース。
やすりがけしているだけで汗まみれ、火を使ったら最後、部屋がサウナです。

さて、そんな脳みそまで溶け出しそうな中、秋の展示に向けて制作中です。





小さいけど、クオリティーの高いブラックオパールたち
中には珍しいキャッツアイのものあります
10月生まれの方必見、かな




イタリア来る直前に、いつもお世話になっている石の業者さんのところでがっつり仕入れ。
ほかで探せなかった石が見つかって大喜びしているところへ、思いがけなく出された写真のこの子たち。

小指の爪より少し小さいぐらいの大きさなのにクオリティー高さにびっくり。
悩みに悩んで、まったく予定になかったのに仕入れました。

小さいのにやるじゃん、をテーマにリングとネックレスに仕上がる予定です。

どんな風になったかはぜひぜひ秋の展示会でご覧になってください。

秋の展示は東京からスタートです。
9月2日から日本橋三越本店で「秋のクラフトフェア」に出展します。
詳細はまた改めて…

銀座Artisan salon de gisoでイベント開催中

6月15日から20日、東京・銀座の「Artisan salon de giso」にて展示販売のイベントをさせていただきます。

この素敵なサロンでのオーダー販売会も3度目になります。

詳細はこちらから→

百貨店展示ではなかなかじっくりお時間を取ってご相談というわけにはいかない、オーダー、リメイクオーダーのお伺いをさせていただきます。
大事なジュエリーなのに今の好みに合わなかったり、譲り受けたまま仕舞われた思い出のジュエリー、ルースなどをお持ちいただければと思います。








時代とともに使わなくなってしまったダイヤのリングのリメイク
WG18K




もちろん庄司さんにお洋服のご相談も出来ます！
実は私もコートのリメイクお願いしたんです。その写真はまたのち程…
なかなかお目にかかれない生地がそろっていて、素材好きにはたまりません。
みなさまのお越しを楽しみにお待ちしております。


「Artisan salon de giso（アルチザン・サロン・ド・ギソー）」
日時：6月15日～6月20日
　　　　11:00〜19:00（私の在店時間は14時からとなります）
(建物のセキュリティーの都合上、ご来店の際は先にご一報頂ければと思います。時間については多少の融通も利きますのでご相談ください）

高島屋大阪店にて期間限定ショップ

6月3～9日の1週間、高島屋大阪店の1階のアクセサリー売り場に出店します。
ブランド名の「so＊la＊bo（ソラボ）」としては関西初出店になります。
4月の東京、京都に続いて、お洒落のアクセントになるようなペンダントネックレス、リングの新作などをそろえてお待ちしております。
ミラノ在住の作家が作る「RICHADD」の商品も取りそろえておりますので、この機会にお手に取ってご覧になってください。











＊so＊la＊bo　期間限定ショップ＊
会期：2015年6月3日（水）～9日（火）
午前10時～午後8時
会場：高島屋大阪店　1階アクセサリー売り場　ビジューラウンジ（C区画）


みなさまにお会いできることを楽しみにお待ちしております。詳細など不明な点については下記のメールアドレスまでご連絡ください。

Manfred Bischoffに想う

イベント続きの4月、あっという間に桜の季節も過ぎて、世間はGW突入。
私はGW明けからのながの東急でのイベントの準備中。

イベントの合間にちょっと覚えておきたいことを書いておこう。

桜が満開のころ、とても悲しいニュースが届いた。
この世界に入ったころから尊敬するアーティストのManfred Bischoff（マンフレッド・ビショフ）氏がこの世を去った。
現代ジュエリー学校のアルキミア時代に、3年生を教える彼からアドバイスをもらったことがある。
学年の違う自分がアドバイスされるなんていうのは、本当に奇跡に近い偶然で…
校長にも「ラッキーね、有難く思いなさいよ」とわざわざ言われたぐらいだった（笑）


君のやっていることは、君の意思とは違う
ここをよく見ないと


その「ここ」というのが私が書いたデザイン画の一見どうでもいいラインだった。
彼はそのラインこそが大事にするべきところだと言うのだ。

いつも答えが出ない「現代ジュエリーの概念」で悩める時代の出来事…
彼の言わんとしていることは、理解出来そうで出来なかったのだけど、彼のアドバイスの方向で作ったその時の作品は、のちのお互いの作品を評価し合う授業でいつもは手厳しい先生からもクラスメイトからも褒められた。

何が違ったんだろうと改めてデザイン画を見直すと…
そのラインにはほかのラインと違って迷いがなかった。
それが意思…
キレイがすべてではない

言葉でうまく表現出来ない部分ではあるけど、彼の一言のおかげで自分の中にあった壁の１つを越えた出来事だった。




Taglia×Taglia（タリアタリア）
ロングネックレス
このライン辺りの商品はその時代の影響が強く残るもので、作り方も一般の彫金職人のやり方とは違っていて、説明するとぎょっとされがち…




本当はそのまま3年生に進級して彼の授業を受けるはずだった。
しかし、2年生も終わりの時にぶち当たっていた壁は彫金技術のなさ…
アイデアがあっても作れないことがあったり、作れるもの前提にデザインを書き出したり…
結構エキセントリックな授業をする彼に付いていく自信もなくて…

散々悩んだ結果の選択は、技術をしっかり教えてくれる学校への通うことだった。

技術を身に着けていつか彼の授業を取りに戻ろうと思っていた。

彫金技術を一から学び始め、また違う面白さを見出したとき、戻ろうという気持ちは隅っこの方に追いやられ…いつか、いつか、と思いながら…

今のモノづくりのアイデアのベースはやっぱりアルキミア時代。
あのころに考えたり、考えさせられたり、作ったり、壊したりしたものが今につながっている。
彼に直接習うことはなかったけど、違うアーティストとの授業で彼の考え方を学ぶこともあり、どこかで影響はしている…

やっぱり彼から習ってみたかったなあ
ほかの子のようにきっと泣くことになるんだろうけど…

彼の冥福を祈りながら、やりたいことはやっておかないと、と改めて思う春。

日本橋三越本店でジュエリー展

4月8日から日本橋三越本店で開催されるイタリア展に合わせて、創作ジュエリー展を開催いたします。
2010年秋以来の新館8階のイベントスペースでの展示となります。時間が経つのは早いです。もうあれから5年…

春らしい色の石を使ったネックレスなどをはじめ、多数の作品をご用意しております。この機会にぜひご覧ください。






後姿でこんにちは～






「イタリアを感じる創作ジュエリー展」
会期：2015年4月8日（水）～14日（火）
　　　 午前10時～午後7時
会場：日本橋三越本店　新館8階　ギャラリーアミューズ


全日在店の予定ですが、時間によっては不在になることもありますので、リメイクオーダーなどをご予定の方は事前にご連絡いただければ幸いです。ご来場を心よりお待ちいたしております。

そして15日からは久々の関西、京都伊勢丹でイベントです！
詳細は近々アップします。